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カリキュラム

【概 要】

21世紀における人類社会の持続的発展に必要なエネルギーを確保するため、早稲田大学と東京都市大学の連携を核に、産学官が三位一体となり、原子力、加速器・放射線応用及び新たなエネルギー利用に関わる技術面の研究・開発に従事する国際的な人材の育成を目的とした教育に重点をおいております。

【特 色】

早稲田大学と東京都市大学の連携を核に、原子力のみならず機械・物理・電気・材料などの幅広い分野を担当する教員が集結し、専門性の高い知識と技術を身につけるための系統的な学習を可能とするだけではなく、時代に即した関連分野知識の修得ならびに他分野との融合に必要な基礎知識を身につけるための教育プログラムを構成しております。さらに、企業や研究機関と緊密な連携をとり、実際の原子力施設、及び加速器施設における技術訓練やインターンシップなど、現場での実習を取り入れ、優秀な即戦力として活躍できる人材育成を目指します。また安全安心な原子力技術を確立すべく技術者倫理・人間工学の面からも教育を行います。

【カリキュラム体系と演習・実験・講義科目】

<原子炉物理学研究における推奨科目>

原子炉物理学特別研究、原子炉物理学演習I・II、原子炉物理学特論、原子炉熱流動工学特論、原子炉プラント・制御特論、原子炉構造力学・保全工学特論、原子力安全学特論、原子核工学特論、原子炉設計学特論、原子力材料・燃料学特論、核燃料サイクル工学特論、原子炉耐震工学特論、加速器学特論、エネルギー政策学特論、ヒューマンファクターズマネージメント

 

<原子炉熱流動工学研究における推奨科目>

原子炉熱流動工学特別研究、原子炉熱流動工学演習I・II、原子炉熱流動工学特論、原子炉物理学特論、原子炉プラント・制御特論、原子炉構造力学・保全工学特論、原子力安全学特論、原子核工学特論、原子炉設計学特論、原子力材料・燃料学特論、核燃料サイクル工学特論、原子炉耐震工学特論、加速器学特論、エネルギー政策学特論、ヒューマンファクターズマネージメント

 

<加速器応用理工学における推奨科目>

加速器応用理工学特別研究、加速器応用理工学演習I・II、加速器学特論、放射線計測学特論、原子炉計測特論、放射線医学・生物学特論、放射化学特論、原子力材料・燃料学特論、非線形・複雑系の物理特論、エネルギー政策学特論、放射線情報処理特論

カリキュラム体系表

 本専攻では、本専攻の使命を達成するために、以下の図に示すとおり、2つの教育・研究領域(原子力エネルギー領域と放射線応用領域)に8つの研究分野を設置し、次のような人材が育つことを目的として、大学教育と原子力産業の架け橋となる研究を推進します。
まず、原子力エネルギー領域では、原子炉の理論、原子炉動特性、運転制御、原子炉熱流動工学などに立脚し、原子力産業、国の原子力行政機関や研究機関で原子力開発と推進に指導的な役割を果たす倫理観に優れた人材、さらに、新型原子炉、核融合炉の安全設計と安全評価にかかわる研究開発および原子力プラント施設の保全技術や耐震技術にかかわる研究開発並びに核燃料サイクルや原子炉の廃止措置技術にかかわる専門技術者および研究者となることの出来る人材の育成に繋がる研究を推進します。
また、放射線応用領域においては、最先端加速器のハードからビームの計測、放射線の応用に関し、ビーム物理学研究を中心に、計測・実装回路、放射線と物質の相互作用について物理、電気、材料科学の観点からの研究を行い、将来の先端加速器設計や放射線計測、原子炉用高分子材料の劣化機構などに格段の知識を持つ人材、さらに、加速器の安全設計と安全評価にかかわる研究開発及び放射線施設の安全管理・技術の開発や多領域における放射線利用の研究技術開発並びに放射性廃棄物の処理処分の研究技術開発にかかわることの出来る人材の育成に繋がる研究を推進します。

【2つの研究開発領域】

研究分野と2つの研究開発領域

【修士課程の修了要件】

修士の学位を取得しようとする者は、原則として修士課程2年以上に在学し、所定の科目について30単位以上を取得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び試験に合格しなければならない。

【博士課程の修了要件】

博士の学位を取得しようとする者は、原則として博士後期課程に3年以上在学し、指導教員の行う研究指導を受けた上、博士論文の審査及び試験に合格しなければならない。

<各領域による授与学位について>

原子力エネルギー領域においては、工学(修士、博士)の学位の授与が想定されている。 一方、放射線応用領域においては、理学(修士、博士)および工学(修士、博士)の学位の授与が想定されている。